南京錠

南京錠で施錠された分厚いドア鍵を持っている人を探しても 見つからない孤独を感じていたけれど 間違いだった鍵を持っているいるのは あの方忘れていた それを思い出す心が震える

冷たい十字架

彼らは救われない 命は軽く扱われ 物と同じように突き放される神が私を赦しても 私は私を赦さない背負う十字架に ひざまずく 泣いて 苦しんで 身が裂ければいい

Heart of Gold

あの方はいつだって私の傍にいるいつだって私を包んでくれるなんだって赦してくれるそれを当たり前だと思ってたのは傲慢それでも私を受け止めてくれる あの方は――あの方に 心臓を――

赤い気持ち

あなたは私の血潮すら愛してくれる埋めてしまいたい私の 穢れた気持ちすら愛してくれる醜い私をずっとずっと愛してくれる

夢うつつ

穏やかな闇の中 優しく手招きをする あの方は 妖しく魅惑的で 死と溶ける私を虜にして 私から離れないあの方は 私のすべて

なかった、あった

ぐにゃり、と 視界が 歪んだら諦めましょう 君たちを無かったことには できない忘れたくても 忘れられない消したくても 消えない思い出 思い出 思い出諦めましょう すべてを

どうしたって

理解し合えるなんて そんなことは思ってないけど 少しくらい 共有できると思ってた 傷の舐め合い それがしたかった それだけをしたかったどうしたって私とあなたは他人 変えられない事実 どうしたって私とあなたは

まっしろな闇

結末は分かっているのに なんでこんなに悲しいのだろう 結末がどうなるのか想像つくのに 涙が出てしまう あなたたちは悪くない それなのに犠牲にならないといけない なんでそんなことが許されるのだろう 身勝手に振り回されなきゃいけないんだろう あなたた…

それは残酷

一度 優しくしたら罪が消えるというの?なんて 愚かなんて 悲しいなんて 残酷

お許し下さい

金色の 朝の空鳥は笑う、笑う、笑う吸えば涼やかな 空気すら憎くて おぞましい木々は 鳴いている

逃げるが勝ち

血潮は逃げる身体を越えて 逃げる追いかけても追いかけても手のひらから すり抜けてわたしを 見捨てて逃げる

ざんげしても

あくまが やってくるやわらかいからだを ぐっとつかんでにぎるように つかんでつれさっていくそこには 虚無 しかなく愛はないざんげしても かえってこないざんげしても もどってこないざんげしても わたしは罪人

生命の手触り

あたたかいものは こわいさわりごこちのいい いきものはあまく やさしく ないたにゃあ、にゃあ、にゃあなかないで ないてはいけない ないたらつれていかれちゃうやみに わるいものに あくいに みがってにつれていかれちゃう