問えば

捻り潰すのは簡単だから 誰も見えないのでしょう薄い膜が無くなればきっと 不幸せになるのでしょう辛辣でも言葉が欲しい理由を 誰に問えば満足するのでしょう溢れない溢れない月の 明かりに怯える魂不幸せでありますように

まともなら

まともなら 良かったのにまともなら 苦しまないで良かったのにまともなら 心を殺したいなんて思わなかったのにまともなら 良かったのに

蝕む

浴びせられる罵倒たちは彼らを蝕む悪の血それだけに支配され喜びさえも叫びになるどうしたって消えないそれは消えない

バランス

私がいなくなったら バランスが崩れる 不幸が増える 命が見えなくなる 知ってる だけど だから …… 何?

淡い錯綜 整った思考 あなたは泡になり 私はそれを見つめる 快楽は たぶん消えるその時 泡がはじけるその時

透明地獄

透明な箱粘着テープに囲まれて動けぬ 閉じ込められた彼らhelpなんて言っても無駄だここは地獄透明でできた 密室の地獄

贖罪

脳みそを抉る罪悪感に返事をしなきゃいけない毎日贖罪に抱擁を 贖罪にキスを

なんて愚か

彼らは愛おしい仕草を私に向ける私はそれを見て悲しむ悲しむ悲しむ悲しむ資格なんてないはずそれでも悲しむのは愚かだから愚かな女にそんな仕草を向けないで愚かさが増すから

サヨナラ

傷ついた小指に絡み付く命の糸鋏で切断彼らとはサヨナラ涙のサヨナラ

ふざけた関係

ふざけた関係はおとぎ話と同じだ一時の夢 一時のふわふわした楽しさそんなものは赤鉛筆の芯で刺してしまえばすぐに割れちゃう割れちゃうとお別れ

空席

期待していないどうしの会話は 滑らかで間隔があって涼しい 嫌われたっていいのだ 離れたっていいのだ 苦しみはない 淋しさもない 空席を見つめているのと同じでしょう?

へん

剥がされた仮面嘘で塗り固めた顔バレなきゃ傷つかない本質なんてないのにそれを見たいと思うなんて変だ意味があるわけないのに意味を求めるなんて変

はっぴーえんどはない

彼らのことを考えると 丸ごと嫌になる 酷い、惨い 結末なんて見たくない はっぴーえんどはない 分かってることを 考えたくない 丸ごと嫌になる

炎は

蝋燭の上でゆらゆらと 炎は笑う 闇夜を笑い、私を笑う 指先に触れてみる 炎の純粋さに 私は笑う

グレー色の汚い壁は 孤独を掻き立てる 揺れる思考 無くなる感覚 誰でもいいなんて嘘だ 誰でもないあなたがいいのだ

逆さま

緩やかに過ぎる彼らの自由にナイフの光が照らされる怯える暇もない鳴く暇もないあっという間に逆さま落ちる落ちる 全て逆さま

秒針

動かぬ秒針を見つめながら無くなった言葉を探すやがて夕暮れになり影が両手を覆っても無くなった言葉は見つからない誰かが持ち去ったのかもしれないそれでも無くなった言葉を探す

暇潰し

ぽっかり空いた心の穴を暇潰しで埋めようなんてやめてだって無駄じゃない埋まらないんだから

信用

信用してるなんて 言わないでほしいのに私があなたを信用しても あなたは私を信用してはいけないそれでもあなたは 私を信用するというだろうだから 私はあなたを信用しない

おぶらーと

だんじょのゆうじょうをきたいするそれなのにいつもこわされるおぶらーとでつつむあいじょうはきもちがわるい

ほしいだけ

起承転結を求められる拒絶なんてしたら転落だそれでも拒絶する転落を知っていて拒絶をする転落を望んでいるわけではない自由がほしいだけ空がほしいだけ

笑ってくれ

彼らには選択肢がない与えてやりたいのに 私にはそれが出来ない無力な人形だから操られていないと生きていられない彼らは生きている者たちだから 私が不思議に思えるのだろうさあ、無力な人形を笑ってくれ

tell me why

かき集めてかき集めて手にしたものがどうして孤独へ変化していくの?目の前で輝いていた時間も色がなくなっていったどうして?どうして…

嫌い

汗は嫌いだ 水分がなくなっていく感覚も 体内から熱が放出する感覚も ヒトだと自覚してしまう匂いも 全部嫌い

群青

群青色の きみの服雨に濡れて 濃くなる青はまるで 泣いているようできみの笑顔が 嘘っぽく思える笑いながら 大丈夫だよ、と言う きみは 嘘だと思った

えすおーえす

乱れる あなたは口を 開けたけれど言葉が 出ない言葉は 出さない視線で 伝えるS O S

幼稚

幼稚さが恐ろしくて 裸足で逃げたくなる可愛いのではなく 危うい 危ういから 可愛い下らない紙一重

シルエット

曇ったガラスの先にぼんやり見えるあなたのシルエット見て見ぬふりしている私をあなたは知っている薄くなる私の心滲むあなたの心

幸せになって

焦げ茶色、ふわふわと金色の瞳で私を射る あなた好きとも言わず 嫌いとも言わず迷わせる素振りああ、お願い 幸せになって

ひとくち

首筋に噛みついてやりたいのだ傲慢さを飲み込む前にがぶり、と一口噛みついてやりたいそうすればきっと私をもっと嫌いになるもっと嫌いになればいい もっと嫌われたい

終わり

従えば終わり頷けば終わり話せば終わり笑えば終わり泣けば終わり終わり

さらさら

あやふやな輪郭をグッと掴むと あなたは崩れていったさらさらと 綺麗な結晶を残して私の手のひらにある あなたの欠片は 黒煙色太陽を殺す色

きょうき

止めどない狂気が 神経を削る痛いから悲しくて 辛いから苦しい

するな、なるな、言うな

私に 恋なんて するな私を 好きに なるな私に 愛してる なんて言うなやめろ やめろ やめろ

なんて言われても

君となら幸せを――…… なんて言われても脳みそに届かない君は俺の運命の相手――… なんて言われても舌先は普通のままだつまりあなたは私の何者でもない あなたは私の運命の相手ではないし 私はあなたと幸せになれる気すらないあなたはあなた 私は私

弾いた琴の線切り落とす憂うつ と 堕落甘い香りの 匂袋見え隠れする 糸と意図弾いた琴の線切り落とす

午後3時

カチカチ鳴らす 時の針それを白い腕に刺して 時を止めたっていい血も火がついたように 暴れだすあつい流れと あつい白昼夢

拝啓、

あなたがいたから 私はここまで生きてこられたと思いますあなたにしがみついて あなただけを想って参りましたきっと愚かな女だと あなたは笑うのでしょう?笑ってもいい だから 私の傍にいてほしい 私の手を握っていてほしい 私を抱き締めてほしい 私の心臓…

ワルツを踊りましょう

絶望が夕方にやってきて 私をダンスに誘った私は拒む力もなく 彼の手をとる緩やかに踊る ワルツ踊りながら 不安や虚無感が私を襲う彼は微笑む 彼は微笑む

思わされていた

大人になれば 幸せになれるのだと 思わされていた間違いなのに 思わされていた大人になったら 幸せじゃなかった 瞳の輝きも失せ 闇夜の中 独りで震える怖くない 怖い 怖くない 怖い

価値のない生活

彼らのいない生活なんて何の価値もない何の夢もない温かさも穏やかさも何もないそんなのは嫌だそんなのは耐えられない悪夢だ地獄だ彼らは生きるべきものたちだ生きるべき存在だ誰よりも生きるべき存在なのだ

歪な音符

壊れる寸前のオルゴール 歪な音律は美しい歪な人間で何が悪い 壊れてしまえ 壊してしまえ

それだけの話

最終的にはシネばいい それだけの話ごちゃごちゃ面倒なことはしない したくない シネば全部無になる それだけの話

閉じましょう

酷い言葉を吐かれたら目を閉じましょう耳を閉じましょう心臓の音だけを血潮の鼓動だけを感じれば傷つかなくなる 傷つかなくなる傷つかなくていい 傷つく必要なんてない

責めるな

私は自分を責めている ずっと自分を責めているそんな私を責めるということは きえろ というのと同じことだ 分からないだろうな…分からないから お前ら全員憎いんだ

お仕舞い

もうお仕舞いなのだろうお仕舞いなのにどう抵抗すればいいのか私は私の幸福を望むだけでそれ以外はどうだっていい人を傷つけたって興味ないお仕舞いなのに責めないで

ああ、嫌だ

ああ、あなたは選ぶ側 ああ、彼らは選ばれる側不公平 傲慢 理不尽押し付けられたものたちは 残酷という鞭で叩かれるのだ泣く度に うるさいと、 邪魔だと、なんて醜い世界

召し上がって下さい

人間なんて食べられたらいいんだ 丸ごと 赤く染まりながら 食べられたらいい肉も骨も 形がなくなるほど 食べられてしまえ

あらがえ ぬ

終幕は物静かに背中を襲う彼らは潰されるのだどうしようもない運命に彼らは逃げることも出来ない鳴くことだけしか出来ない鳴くことだけしか

煌々と光る

あずき色の空の真ん中私を呼んでいる 煌々とあなたを浴びる ゆらゆら浴びる切なくなって泣きました あなたがとても優しいから癒してくれた傷口を そっと開いて キスをして